温暖化の影響で被害が出ている地域は北上傾向にあります。

シロアリの生息域

 

シロアリの生息地域

 

シロアリは北海道北部を除く、ほぼ日本全域に生息しています。
ただしシロアリ被害の報告は南や西など暖かくて湿気が多い地域に行くほど多くなります
また、温暖化の影響で被害が出ている地域は北上傾向にあります。

 

 

注目すべきはイエシロアリの生息域

シロアリにもいろいろな種類があり、日本の家屋に被害を与えているのは、ヤマトシロアリイエシロアリの2種類が大半を占めます。

 

シロアリの種類

 

生息数で見ればヤマトシロアリが圧倒的に多く、日本全国に生息しています。
しかし、イエシロアリの方が家屋への大きな被害を与えています。

 

つまり、シロアリを警戒しないといけないのは全国で共通して言えることですが、暖かくて湿気があり、イエシロアリがいる地域の方が被害リスクが高いです。

 

 

イエシロアリがいる都道府県

北端は関東の茨城県で、内陸部には少なく、関東から太平洋沿岸にかけて生息域が広がります。
関西から西にかけても基本的には四国などの太平洋沿岸と瀬戸内海沿岸。
九州にいくと日本海側でも生息するようになります。
また、本州よりも奄美大島、沖縄の南西諸島、小笠原諸島の方がイエシロアリの数は多いです。

 

 

イエシロアリが発生する条件

1月の平均気温4℃、最低平均気温0℃が生息できる条件とされています。

 

もともとは屋外では静岡県から南、屋内では神奈川県までが生息域とされてきましたが、温暖化の影響で東京や茨城、千葉などにも生息域を広げています。

 

内陸など標高が高い地域では、1月の気温が低くなるため、イエシロアリが発生しにくくなります。

 

 

 

活動時期に季節は関係ないが、棲みつく時期は予測できる

温暖性の生物なので、蚊やゴキブリのように夏だけ活発になりそうなものですが、実際には生息できる環境があれば一年を通じて活発です。

 

女王アリは一年中産卵を繰り返し、働きアリたちは日々、食料と水分調達で動き回っています。

 

ただし、シロアリが活発に動けるのは巣穴や限られた屋内のスペースなど気温が低い場所に限定しています。

 

土壌性シロアリは、地面の中に巣穴とアリが通るトンネルをどんどん掘り進めていき、たどり着いた先が家屋や家の敷地の中だったというケースはありますが、一番警戒しないといけないのが羽アリが発生する時期です。

 

暖かくなると空を飛ぶ羽アリが大量発生して活動域を広げます。
羽アリは基本的には働きアリに分類されますが、女王アリや王になれる素質を持っています。

 

空を飛んで活動していく中で、運良く屋外で男女ペアになったシロアリがいると、そのまま元の巣とは離れた場所で新しい巣を作って王と女王アリになって、産卵を繰り返しながら繁殖していきます。

 

ヤマトシロアリは4月~5月イエシロアリは6月~7月が羽アリが多くなる時期です。
この時期はマンションにシロアリが棲みつくケースも増えるので注意しましょう。