新しいシロアリ対策として、ターマイトボールを使った疑似卵によるシロアリの生息確認が期待されています。

シロアリの卵を見つけたら

シロアリを発見して驚く女性

シロアリの卵を見つけたら、巣ができて繁殖している証拠です。
シロアリは床下など人の出入りしないところに巣を作るので、基本的に巣や卵を見つけること自体が困難です。
巣からあふれる卵を見つけた場合は、スプレーや薬剤を使って自分で除去できるチャンスです。

 

ただし、本来は巣の中で卵を保管するもので、巣の外にある卵らしきものがシロアリの卵である可能性は低いです。
活動しているシロアリがいないか探すか、専門業者に依頼して被害状況を確認してください。
シロアリは卵を大切に扱うので、もし巣の外に卵が放置されている状況だったら、すでに大量発生している可能性があります。

 

 

大半はシロアリの卵ではない

 

シロアリの初齢幼虫は非常に小さく肉眼でギリギリ追える程度の大きさです。
卵はさらに小さいので、1つだけであればチリや砂と勘違いしてしまいます。
基本的にシロアリの卵は巣(コロニー)の奥で大切に保管されてしまいます。

 

シロアリの卵だと思ったものは、ゴキブリなど他の害虫の糞などと誤認している可能性が高いです。
もしシロアリの卵が見える場所に溢れ出ている状況であれば、周辺でたくさんのシロアリが活動している可能性が高いです。
シロアリは見ていないけど卵らしき物を発見した場合は、シロアリそのものを探してみてください。

 

シロアリの繁殖力

 

疑似卵を使った新しいシロアリ対策が研究されている

 

シロアリの卵は大きさでいうと数ミクロン程度の非常に小さいサイズです。
シロアリに視覚はほぼなく、基本的に匂いと触覚を頼りに活動しています。

 

近年の研究ではターマイトボールと呼ばれる菌類の集合体からシロアリの卵に酷似した化学物質が発見され、ターマイトボールを付着させたビーズを散布したところ、シロアリが卵と間違えて巣へ持ち帰った研究結果が出ています。
疑似卵から直接の駆除はできませんが、疑似卵の世話をすることで繁殖ペースを緩めることができ、設置した疑似卵がなくなっているかでシロアリの生息確認ができると期待されています。

 

 

シロアリの卵の駆除方法

シロアリ駆除業者

シロアリの卵は孵化するまで25~90日ほどかかり、多いと巣の中に数万個以上の卵がストックされています。
生きているシロアリだけを撃退しても、巣の中に卵が残っていたら意味ありません。
シロアリの卵はデリケートなので、軽い刺激を加えればすぐに壊れます。
ただし、巣の奥で保管されているので卵に直接アプローチできなければ意味ありません。

 

基本的に薬剤などで外注駆除する場合は、巣の奥で守られている女王アリまでアプローチできれば、巣の奥に薬剤が回っている証拠なので卵も同時に破壊されています。
注意しないといけないのは毒餌による駆除です。
毒餌が充満して巣の中に壊滅的な被害を与えたとしても、卵は生きているので再び新しいシロアリが産まれます。
シロアリの幼虫は他の働きアリなどに面倒を見てもらうので、孵化したタイミングで完全に絶滅していれば繁殖しません。

 

毒餌の駆除は定期的に続けることで再発防止効果が高まります。巣の規模が大きい場合は全滅するまでに時間がかかるので、新しい卵から孵化した幼虫が成長して再び増殖してしまうリスクが高いです。
柱や壁、床が明らかにダメージを受けている場合は巣が大きく成長している可能性が高いので、早めに専門業者を呼んで対処しましょう。